« 悪くない出来なんだけど今更出されても、なNEOWAVEレビュー | メイン | ストーリーとかシリーズ伝統を気にしない人には受けがいいのよね<KOF MI »

July 25,2005

ザビー無双……じゃない、戦国BASARAについて

 アテナです。
 本日は『戦国BASARA』の簡単なレビューをサラッとやってみたいと思います。
 最初に結論から申し上げますと「出来損ない無双」という一言で済みます。
 どう出来損ないなのかというと、単に無双では出来た動作が出来ない事が多く、非常にイライラさせられるのですね。逆に言えば無双から余分なものをそぎ落とした結果とも言えるのですが。
 それらについて詳細を以下に述べていくことにしましょう。

・操作系
 基本アクションは□ボタンで通常技、△ボタンで固有技、○ボタンでバサラ技、×ボタンでジャンプ、R1でガードとこれまた「そのまんまじゃないの!」と突っ込みたくなるぐらいソックリです。ただ、無双シリーズのように□と△の明確な関係があるわけではなく、□は適当に連打してると一通りコンボになります。また、△はレベルが上がると色々な技を覚え、2つまで戦闘準備で装備しておき、L1ボタンで切り替えを行います。
 この辺、ノーマルコンボとチャージ技が入り乱れた無双よりもシンプルなのですが、逆に□ボタンを無駄に連打して雑魚を刻むだけになってしまうのがちょっと退屈です。また、コンボについては独特の計算方法をしています。ヒット数×人数という計算になるのですね。要するに5人の敵に5回斬りつけると25ヒット、と言うわけです。
 ちなみにガード中スティックを動かすことによって、ステップと呼ばれる回避行動が取れますが、難易度「普通」なら使わなくても問題ないです。ていうかガードボタンすらいらないことが多いですね。

・戦闘
 戦国無双同様イライラする敵が多いです。爆弾を背負って特攻してくる敵がいるんですが、たまに背後からやって来て爆発してくれます。また、毎度おなじみ弓兵及び鉄砲兵も大活躍です。目の前に行って斬ろうとした途端、射撃の構えをキャンセルして走って逃げたりするのでイライラ度が倍増。
 また、騎馬敵もうっとおしい敵ですね。なお「馬とワンセットの兵士」なので、騎馬兵倒しても馬が手に入りません。その割りに「○○を早く倒せ」なんてステージ条件がたまに出てきたりします。

・ステージ等々
 合戦という形で敵陣地に攻め込みます。武将1人につき大体1ステージ持っています。ただ例外もあり、信玄VS謙信専用のステージなどもあったりします。
 先に書いた「ステージ条件」は、例えば前田利家とまつを合流する前にどっちか倒せ、とかそういう奴ですね。達成すると追加の経験値がもらえますが、序盤は狙わない方が無難な感じです。川中島ステージの「伝令兵を追え」なんてアテナは達成できた記憶がありません。
 自分が敵地を侵略するように、他の武将も敵地を侵略します。そのため大体6~7ステージ分戦えばクリアできます。プレイ時間は1時間ちょっとと言うところでしょうか。この辺、余り時間がかからないのは非常にお気軽で良いと思いました。また、難易度普通で一通りクリアして、キャラにもよりますが大体7~9レベル。MAX20と言うことですが、結構遠そうです。
 また、戦国無双のように「今はAルートクリアしたから次はBルートやろう」とか「次はこのミッションをクリアしよう」なんていう要素がほとんどないので、クリアした後同じキャラを再プレイする気力が湧きません。ちなみに武器もアイテムもどうやら完全ランダム入手のようです。
 アイテムや武器についてですが、難易度普通で一週すると、3段階目の武器がもらえるかもらえないか程度です。ちなみに武器は全6段階とのこと。なかなか気が遠くなります。
 アイテムについても同様で、難易度によっては手に入らないものもあるようです。また「3つ同時装備することによって効果を発揮」するアイテムが多いのですが、アイテム欄は全キャラ3つ。何とも厳しい仕様です。
 キャラクターによっては専用装備があるものもあります。例えば正宗は一定時間6本の剣を同時に扱うという特殊技を覚えるのですが「無限六爪流」というアイテムを装備しているとずっとその状態でいられます。

 とまあ、まとめとしてはこんなところでしょうか。個人的に「キャラの個性が気に入ったならどうぞ」という進め方をしておきます。短時間でクリア出来、サクサク遊べるお気楽ゲームですがやり込み要素に燃える物がない、というのがアテナの感想です。
 最後に、攻略はこちらの戦国BASARA攻略@Wikiをどうぞ。
 ここからは詳細なキャラについて語ります。性能ではなく、キャラの個性について。

・キャラクターの個性
 ココまでは誰でも書くような普通のレビューなので、ここからはアテナらしくキャラの個性などにフォーカスしてみようかと。
 全体的に間に入るムービーやエンディングは「はあ、そんだけですか」と言いたくなるようなストーリー性の薄さが残念です。また、アニメムービーはOP同様珍妙なシロモノで、どうにもついて行けません。川中島の合戦前、キラキラした背景の中で謙信が踊り出したときには真剣にどうしようかと思いました。
 真田幸村:「おぉやかたさむぁああああああー!」「さぁすがですぅぅぅぅぅー!」と無駄に熱く叫んでいます。無双の「心熱き義侠の人」に比べると「ただの熱血バカ」ですね。
 武田信玄:「幸村ー!」と負けず劣らず叫ぶ熱血師匠。EDでは幸村とクロスカウンター決めてくれます。既に京都を支配している&関東の北条氏に攻め入るときに「上洛じゃあー!」と叫びだしたのには参りましたが。やはり無双の「今回も、ワシはカッコイイよ」には負けます。
 伊達政宗:OPムービーのファンキーぶりが最高です。馬で先頭を走りつつ"Are you ready Guy's?"と叫ぶと後続の部下達が"Yeah!"ですから。ゲーム中も部下達は「こちらです、Sir!」などと謎の英語をしゃべりまくります。無双の悪ガキぶりよりはこっちの方が好みです。
 上杉謙信:ヅカの人。部下のかすがは元暗殺者なのですが謙信の美貌に惚れて部下になるというOPですし、バサラ技の台詞も「ああ、そなたらも美しくあれ」ですし。台詞が全部ひらがななのが謎です。
 織田信長:「キャッチマイハート! ベリーメロン!!」声を聞くともうこの台詞しか浮かびません。小杉氏の信長とは異なり色気がないというかなんというか。なんか雑魚っぽいです。
 明智光秀:単なる殺人狂、という感じです。「あぁ、本当に殺し合いは楽しいですねぇぇぇぇ」とか言ってます。
 濃姫:こちらは単なる尽くす女性、という感じですか。無双だとこちらがヤバイ人なのですが……。
 ザビー:やはり彼を見込んだアテナの目に狂いはありませんでした。最高です。「生意気デース! 逆さ磔打ち首獄門ネー!」「ワーオ、死んじゃっター! 愛しすぎまシター!」などなどイカレた台詞が満載。
 また、彼の部下達も素敵です。「お前の部下を信者にしてやるー!」と襲いかかり、死ぬ間際は「ああ、お花畑が見えてきました」「ああ、おばあちゃんが手を」などのボンクラ台詞をしゃべります。
 最後に彼のステージであるザビー城。奇っ怪なBGMに各地の神殿風の意匠と怪しげなステージの中、ザビーの説教が響き渡ります。
 このゲーム、例えば扉を破ると「第一の門突破!」とかいう文字がバーンと出てくる演出があるのですが、ザビー城は「歓迎!」「大歓迎!」「熱烈歓迎!」「ショータイム!」となります。これは見てもらった方がよいでしょうね。
 と言うわけで、定価ではちと高いかも知れませんがザビーにいくら出せるかでこのゲームの価値が決まると思うアテナでした。

July 25,2005